令和7年12月24日(水)おかげ様で2学期の終業式を迎えられました
今日で、1年で一番長かった2学期が終わります。35℃以上の日が続いた夏の日から気が付けば季節は巡って冬になりました。振り返ってみると、この2学期は、結果や成績以上に、人の心の成長を感じる学期でした。
校内音楽会や文化発表会。ステージの上に立つ皆さんの姿は、自信に満ちていて、そして何より、仲間と一つになっていました。練習の中でぶつかったこと、思うようにいかず悔しかったこともあったはずです。それでも逃げずに向き合い、本番でやり切った姿は見ていたものに感動を与えていました。皆さんはこの2学期で、「できるようになったこと」だけでなく、「乗り越えた経験」を手に入れました。
また、3年生が進路選択準備のために引退し、1,2年生に代替わりしました。引き継いだ部活動で運営に悩んだ人たちもいたことでしょう。その中で答えを見つけて、新人戦では多くの部活動で粘り強く戦う姿が見られました。結果だけでなく、勝負に向かう真剣な表情や、仲間を応援する姿に、東中生らしさを感じました。この経験は、これからの学校生活や次の目標につながっていくことでしょう。
生徒会役員選挙では、東中の伝統のバトンが、確かに後輩へと手渡されました。それは、仕事や役職だけでなく、「学校を大切に思う心」そのものが引き継がれた瞬間だったと思います。
3年生の皆さんへ。
皆さんはもう、自然と後輩の手本となる存在です。何気ないあいさつ、困っている人への一言、行事に向き合う姿勢――その一つ一つが、後輩の心に残っています。卒業が近づく今、皆さんがこの学校に残せる一番の贈り物は、「こんな先輩になりたい」と思われる姿です。東中で過ごす時間は、もう限られています。だからこそ、一日一日を大切に、悔いのないように過ごしてください。皆さんが積み重ねてきた時間と想いは、必ず次へとつながっていきます。
先週、10月から行ってきた3年生全員との校長面接が終わりました。自分の夢を語り、着々と準備を進めている人もいれば、頑張ってはいるけれど思うようにならない辛さを語る人もいました。これから始まる冬休み。 受験生としての初めての年末年始。悔いのない毎日を送って、力を確実につけてください。そして、3学期への一歩を、力強く踏み出してほしいと思います。冬来たりなば春遠からじ。
今、それぞれが思い描いているうららかな春の日を迎えられるように頑張りましょう。3学期、さらにたくましくなった皆さんに会えることを、心から楽しみにしています。
追伸 おかげさまで、体育館の空調機器設置工事が完了し、本日より適温の体育館での終業式を挙行できました。
心より感謝申し上げます。